用語集
小説執筆や創作活動に関する用語をまとめています。
- アイデアスケッチ ## アイデアスケッチ アイデアスケッチとは、創作活動における初期段階での構想や発想をまとめる手法を指します。特にウェブ小説の執筆においては、物語の骨組みやキャラクターの設定など、さまざまな要素を整理するために重要なプロセスです。本記事では 読む
- アイデアマップ ## アイデアマップ Web小説の世界は、インターネットの普及とともに急成長を遂げており、多くの作家たちが新たな物語を生み出す場となっています。しかし、創作の過程でアイデアを整理し、発展させることは非常に重要です。ここでは、アイデアを効果的 読む
- アクション ## アクション アクションというジャンルは、小説や物語において非常に重要な要素の一つです。それは、緊張感を持ち、人々を引き込む力を持っています。特にWeb小説においては、読者を惹きつけるためにアクションシーンが非常に効果的です。本記事では 読む
- アナグノリシス(認知) ## アナグノリシス(認知) アナグノリシスとは、登場人物が無知から知識へ移り、相手の正体、互いの関係、自分が行ったことなどを認識する変化です。アリストテレスが『詩学』で論じた概念で、日本語では「認知」「発見」などと訳されます。 単なる情報 読む
- アナクロニー ## アナクロニー アナクロニーとは、物語世界で出来事が起きた順序と、読者へ出来事を語る順序が一致しない時間構成です。現在進行中の場面から過去へ移る回想や、まだ起きていない未来を先に示す場面などをまとめて捉えるための物語論の用語です。 たと 読む
- アナクロニズム(時代錯誤) ## アナクロニズム(時代錯誤) アナクロニズム(anachronism/時代錯誤)とは、物、慣習、考え、言葉などが、本来属する歴史的時間とは異なる時間へ置かれるずれです。新しい道具だけでなく、人物が知り得ない知識、年代に合わない制度や呼称 読む
- アポリア ## アポリア アポリア(aporia)とは、探究や議論が通り道を失い、簡単には答えを確定できない難問・行き詰まりです。ただし、知識不足、二択の迷い、難しい謎すべてを指すわけではありません。哲学では議論の行き詰まり、修辞では疑念の表現、文学 読む
- アレゴリー(寓意) ## アレゴリー(寓意) アレゴリーとは、表面上は人物と出来事の物語として読め、その人物、場所、制度、選択、因果が思想・社会関係・心理などの第二水準も担う読み方/構成です。「別のものとして語る」二重構造であり、表層を捨てて隠れた答えだけを読 読む
- アンチヒーロー ## アンチヒーロー アンチヒーローとは、勇敢さ、正義感、無私の精神といった伝統的な英雄像から外れた主人公、または物語の中心人物です。臆病、利己的、無愛想、反社会的などの欠点を持ち、ときには道徳的に疑わしい手段も選びます。それでも読者は、そ 読む
- イン・メディアス・レス ## イン・メディアス・レス イン・メディアス・レスとは、物語の時間上の始まりから順番に説明せず、すでに事件や行動が進んでいる途中から語り始める構成手法です。ラテン語で「物事のただ中へ」を意味し、戦闘の最中、逃走の途中、重要な交渉の場など、 読む
- インサイティング・インシデント(発端事件) ## インサイティング・インシデント(発端事件) インサイティング・インシデント(inciting incident)とは、平常状態を揺らす出来事が主人公へ届き、反応や選択を通して、継続する主筋を起動する機能です。本記事では案内上「発端事件 読む
- インスピレーション ## インスピレーション 小説を書くことは、創造的なプロセスであり、その過程には多くの要素が関与しています。特にweb小説においては、アイデアやテーマの選定、キャラクターの設定、ストーリー展開など、さまざまな要素が重要です。この用語集では、 読む
- ヴェリシミリチュード(物語の真実らしさ) ## ヴェリシミリチュード(物語の真実らしさ) ヴェリシミリチュード(verisimilitude)とは、人物や出来事を、その作品で起こることとして信じられる性質です。現実との一致や無矛盾だけでなく、本文の約束と証拠が人物の選択と結果までつ 読む
- エクスポジション ## エクスポジション ### セクション1: エクスポジションの基本概念 エクスポジションとは、物語の初期段階で重要な情報を読者に提供する手法を指します。この情報は、キャラクターの背景、物語の舞台、主要なテーマ、設定など、物語の理解に必要 読む
- エクフラシス ## エクフラシス エクフラシスとは、絵画、彫刻、写真などの視覚的な対象を言葉で表し、読者の前にありありと現れるようにする表現です。現代の文学・美術研究では、特に「視覚芸術を言葉で描写した文章」を指して使われます。 作品の形や色を順番に報告 読む
- エピグラフ(題辞) ## エピグラフ(題辞) エピグラフとは、作品全体や部・章の冒頭付近に置き、これから読む本文を導入したり、テーマを暗示したりする短い引用です。日本語では「題辞」とも呼ばれます。既存作品の言葉だけでなく、自作の格言や架空資料の一節を置く方法も 読む
- エピファニー ## エピファニー エピファニーとは、何気ない出来事や感覚をきっかけに、登場人物が自分自身、他者、世界について本質的なことを突然理解する瞬間です。大事件の解決や新事実の発見とは限らず、食卓の沈黙、古い品物、光の変化、ふと聞こえた言葉などが、 読む
- オートフィクション ## オートフィクション オートフィクションとは、作者自身との接続を意識させながら、経験を虚構として組み替え、事実と創作の境界や「自分を書く行為」を問いにする表現です。単に実話を少し変えた小説の総称ではありません。[J-STAGE掲載論文] 読む
- カタルシス ## カタルシス カタルシスとは、物語の中で積み重ねられた緊張、悲しみ、恐れ、怒りなどが決定的な出来事によって動き、読者に感情の解放や整理をもたらす体験です。つらい出来事が消えることではなく、人物の選択や真実の判明によって、それまで抱えてき 読む
- キャッチコピー ## キャッチコピー キャッチコピーは、読者の心をつかむための重要な要素です。特に、web小説の世界では、作品の顔とも言えるキャッチコピーがその作品の成功を左右します。本記事では、キャッチコピーの役割や作成方法、効果的な例を通じて、読者の興 読む
- キャラクター ## キャラクター 小説において、キャラクターは物語の心臓部とも言える重要な要素です。キャラクターが魅力的であるほど、読者は物語に引き込まれ、感情移入しやすくなります。この用語集では、キャラクターに関する基本的な概念や、キャラクターの種類、 読む
- キャラクターアーク ## キャラクターアーク キャラクターアークは、物語におけるキャラクターの成長や変化を表す重要な要素です。この用語は、物語の進行に伴い、キャラクターがどのように進化するかを示しています。キャラクターアークは、読者に感情的なつながりをもたらし 読む
- キャラクターの成長 ## キャラクターの成長 キャラクターの成長は、物語に深みを与える重要な要素の一つです。特にウェブ小説においては、読者の感情移入を促し、作品への興味を持続させるために不可欠な要素となります。この用語集では、キャラクターの成長の定義、成長の種 読む
- キャラクターの動機 ## キャラクターの動機 キャラクターの動機は、小説や物語において非常に重要な要素です。動機は、キャラクターがどのように行動するか、またその行動が物語にどのように影響を与えるかを決定づけます。特にweb小説では、キャラクターの魅力や共感を引 読む
- キャラクター設定 ## キャラクター設定 キャラクター設定は小説創作の中で最も重要な要素の一つです。特にウェブ小説では、キャラクターが物語の進行に大きく影響を与えるため、読者の心を惹きつける魅力的なキャラクターを創り出すことが求められます。この用語集では、キ 読む
- クライマックス ## クライマックス 小説の中で最も緊迫感があり、読者を引き込む瞬間、それが「クライマックス」です。このセクションでは、クライマックスの定義や役割、構成要素、効果的な描写方法、さらには読者に与える影響について深掘りしていきます。クライマック 読む
- クリフハンガー ## クリフハンガー クリフハンガーとは、登場人物の危機、重大な疑問、意外な事実などを解決しないまま場面や章、エピソードを終える構成手法です。読者に「この先はどうなるのか」という強い未完了感を残し、次の部分を読みたい気持ちを生み出します。 読む
- クロノトポス(時空間) ## クロノトポス(時空間) クロノトポスとは、小説の中で時間と空間が切り離せない形で結びつき、出来事の起こり方や人物の生き方を組織する関係です。ロシアの思想家ミハイル・バフチンが小説論で用いた概念で、英語では「chronotope」と表記 読む
- サイドキャラクター ## サイドキャラクター 小説や物語において、サイドキャラクターは非常に重要な役割を果たします。彼らは主人公の周囲に存在し、物語の進行やテーマの発展に寄与しますが、時には物語の主役としての存在感を発揮することもあります。この用語集では、サイ 読む
- サスペンス ## サスペンス サスペンスは、小説の中でも特に読者の緊張感や期待感を高めるジャンルです。このジャンルは、物語が進むにつれて徐々に明らかになっていく謎や、予測できない展開、キャラクターの心理的葛藤を中心に展開されます。本記事では、サスペンス 読む
- サブプロット ## サブプロット 小説や物語において、主題やキャラクターの成長を補完する役割を果たす「サブプロット」は、読者に深い理解を提供し、物語全体を豊かにする重要な要素です。サブプロットは、主なストーリーラインから派生した副次的な物語であり、主題を 読む
- シーン ## シーン 小説において、特にウェブ小説のような形式では「シーン」という概念が非常に重要です。本記事では、シーンの定義や重要性、構成要素、そしてシーンの効果的な使い方について詳しく解説します。シーンを効果的に活用することで、読者の興味を引 読む
- ジャンプカット ## ジャンプカット 小説の執筆において、リズムやテンポを保つための技術は非常に重要です。その中でも「ジャンプカット」という手法は、物語の展開やキャラクターの感情を効果的に表現するための一つの方法とされています。本記事では、ジャンプカットの 読む
- ジャンル ## ジャンル ### 小説ジャンルの概要 小説は、さまざまなジャンルに分かれており、それぞれ独自の特徴や読者層を持っています。ジャンルは物語のテーマ、スタイル、設定に基づいて分類され、小説を書く際にはその選定が非常に重要です。読者は自分の 読む
- スタイル ## スタイル ### 1. スタイルの重要性 ウェブ小説におけるスタイルは、作品の個性を形成する重要な要素です。スタイルが定まっている作品は、読者に強い印象を与え、作品の世界観やテーマをより深く理解させることができます。特に、オンラインプ 読む
- ストーリー ## ストーリー ストーリーは、小説や物語の根幹を成す要素であり、登場人物や舞台設定、テーマなどと密接に結びついています。特にウェブ小説のように短い形式で発表される場合、ストーリーは魅力的で引き込まれるものである必要があります。この用語集で 読む
- ストーリーアーク ## ストーリーアーク 物語を構築する上で、ストーリーアークは非常に重要な要素です。ストーリーアークとは、物語の流れやテーマ、キャラクターの成長を描くためのフレームワークを指します。特に、Web小説やライトノベルのようなジャンルでは、ストー 読む
- ストーリーライン ## ストーリーライン ストーリーラインは、小説や物語の進行を示す骨組みや流れのことを指します。特に、web小説の世界では、ストーリーラインが作品の魅力や読者の引き付け方に大きな影響を与えるため、非常に重要な要素となります。この用語集では、 読む
- ストリングス ## ストリングス ### 1. ストーリーテリングの基礎 ストーリーテリングは、小説の根幹を成す要素です。物語を通じて読者と感情的なつながりを築くためには、ストーリーの構成やキャラクターの描写が重要です。ここでは、ストーリーテリングの基本 読む
- チェーホフの銃 ## チェーホフの銃 チェーホフの銃とは、物語の中で目立たせた要素には、後の展開と結びつく役割を持たせるという創作上の原則です。序盤で壁の銃を強く印象づけたなら、その銃を撃つ、奪う、撃てないと判明させるなど、読者が注目した理由を物語の中で返 読む
- ディエジェシス(物語世界) ## ディエジェシス(物語世界) ディエジェシス(diegesis)とは、現代の物語論や映画論では、登場人物、場所、出来事、規則などが属する「物語世界」を指す言葉です。本文に直接書かれなくても、作中で実在すると推定できる事柄はその世界に含ま 読む
- デウス・エクス・マキナ ## デウス・エクス・マキナ デウス・エクス・マキナとは、物語の終盤で、それまで十分に準備されていなかった人物・能力・偶然などが突然現れ、解決困難な問題を一気に片づける展開を指します。日本語では「機械仕掛けの神」と訳されます。意外な逆転その 読む
- テーマ ## テーマ ### 1. Web小説の基礎知識 Web小説とは、インターネットを通じて公開される小説のことを指します。近年、特にスマートフォンの普及により、誰でも簡単に小説を投稿し、読者と共有できる環境が整いました。このセクションでは、W 読む
- トーン ## トーン 小説執筆において「トーン」は非常に重要な要素です。トーンは作品全体の雰囲気や感情を決定づけ、読者に与える印象を大きく左右します。この用語集では、トーンの定義や重要性、さまざまなトーンの種類、そしてそれらを効果的に使うためのテク 読む
- ナレーター ## ナレーター ナレーターは、小説や物語において重要な役割を果たす存在です。特にWeb小説の分野においては、読者とのコミュニケーションを円滑にし、物語の世界観を深めるための重要な要素となります。この用語集では、ナレーターの役割や種類、効果 読む
- ノンフィクション ## ノンフィクション ノンフィクションは、現実の出来事や事実を基にした作品であり、特に小説業界においてはその範囲が広がっています。これから、ノンフィクションに関する用語や概念を深く掘り下げ、読者や執筆者にとって有用な情報を提供します。ノン 読む
- パスティーシュ(作風模倣) ## パスティーシュ(作風模倣) パスティーシュとは、先行する作品や[ジャンル](/glossary/genre)から読み取った作風を、模倣だと分かる形で新しい内容へ使う作品または実践です(参考資料1・2)。英語は pastiche、別表記 読む
- バソス(bathos)とは?感動場面の拍子抜けを見分け、直す方法 ## バソス(bathos)とは バソスとは、深刻な主題や高まった感情から、滑稽なもの・重要でないものへ急に移る表現です。たとえば、登場人物が長年の願いをかなえた直後、語りが未払いの小銭だけを結末として強調する。その一文が、それまで積み上げ 読む
- ハマルティア ## ハマルティア ハマルティアとは、登場人物の判断や行為に生じ、幸福から不幸への転換を引き起こす重大な誤りです。悲劇論では、主人公が単なる悪人だから罰を受けるのではなく、限られた知識や偏った判断のもとで選んだ行為が、取り返しのつかない結果 読む
- パラテクスト ## パラテクスト パラテクストとは、タイトル、著者名、表紙、序文、献辞、章題、注、紹介文、著者インタビューなど、作品本文を取り囲み、読者へ作品を提示する要素の総称です。本文へ入る前後に「これはどんな作品か」「どう読めばよいか」という予測や 読む
- ピカレスク小説とは?悪漢が社会を渡り歩く物語の書き方 ## ピカレスク小説とは ピカレスク小説(picaresque novel)とは、採用資料の歴史的な中心傾向をまとめると、社会的に不安定な主人公が社会階層や職業を渡り歩き、連なる出来事から社会を批評する小説の系譜です(参考資料1〜3)。悪事 読む
- ビジュアルストーリーテリング ## ビジュアルストーリーテリング ### セクション1: ビジュアルストーリーテリングの概念 ビジュアルストーリーテリングとは、視覚的な要素を用いて物語を表現する手法のことを指します。この手法は、文章だけでは伝えきれない感情や状況を視覚的 読む
- ビルドゥングスロマンとは?人物形成と社会の関係を描く方法 ## ビルドゥングスロマンとは J-STAGE掲載の加藤千博論文は、ビルドゥングスロマン(Bildungsroman)を主人公の自己形成過程に重点を置く小説ジャンルと説明します。Oregon State Universityの文学用語ガイド 読む
- ファーブラとシュジェート ## ファーブラとシュジェート ファーブラとシュジェートとは、「物語の中で何が起きたか」と「それを作品がどのように読者へ示すか」を分けて考えるための対概念です。ファーブラは出来事を時間的・因果的なつながりとして組み直したもの、シュジェートは 読む
- フラッシュバック ## フラッシュバック ### 1. フラッシュバックの基本概念 フラッシュバックとは、物語の中で過去の出来事を再現する手法を指します。この技法を用いることで、作者はキャラクターの背景や動機を明らかにし、読者に深い理解を促すことができます。 読む
- フラッシュフォワード ## フラッシュフォワード フラッシュフォワードとは、物語の現在より後に起こる出来事を先に見せ、その後で現在の時間へ戻る構成技法です。未来の場面を短く挿入することで、読者に「どうしてこの結末へ至るのか」「見せられた未来は変えられるのか」とい 読む
- プロット ## プロット 小説を書く際に欠かせない要素の一つが「プロット」です。プロットとは、物語の骨組みや流れを示すもので、キャラクターやテーマ、設定とともに、作品の全体像を形作ります。本記事では、プロットの重要性や構成の仕方、具体的な作成方法につ 読む
- プロットスケッチ ## プロットスケッチ プロットスケッチは、物語を構築する上での重要なステップです。特にWeb小説の世界では、魅力的なストーリーラインを持つことが読者を引きつける大きな要因となります。この用語集では、プロットスケッチの重要性、構成要素、そし 読む
- プロットツイスト ## プロットツイスト ### セクション1: プロットツイストの基本概念 プロットツイストとは、物語の流れの中で予期せぬ展開や意外な真実が明らかになる瞬間を指します。これにより読者は驚きや興奮を体験し、物語への没入感が一層高まります。プロ 読む
- プロットデバイス ## プロットデバイス ### 1. プロットデバイスの基本概念 プロットデバイスとは、物語の展開を支える重要な要素や技法を指します。物語を構築する際に、作者が意図的に使用する手法や要素であり、登場人物の行動や物語の進行に影響を与えるもので 読む
- プロットポイント ## プロットポイント 小説を書く上での重要な要素の一つが「プロットポイント」です。この用語は、物語の進行やキャラクターの成長において重要な役割を果たす場面や出来事を指します。プロットポイントは単なるイベントではなく、物語の流れを大きく変え 読む
- ヘテログロシアとは?同じ事件を異なる社会の言葉で描く方法 ## ヘテログロシアとは ヘテログロシア(heteroglossia)とは、小説の中で、職業や社会的立場、文章の種類などに根ざした異なる言葉が共存することに注目する概念です。[Duke University の The Novel Proj 読む
- ペリペテイア ## ペリペテイア ペリペテイアとは、登場人物が意図した行動の向きが反転し、予想とは反対の結果へ転じることです。古代ギリシャの哲学者アリストテレスが『詩学』で複雑な筋を論じる際に用いた概念で、日本語では「急転」「逆転」「運命の反転」などと訳 読む
- ポリフォニー(多声性) ## ポリフォニー(多声性) ポリフォニーとは、複数の独立した声や意識が、一つの作品の中でどれか一つに回収されずに対話する構成です。もともとは複数の旋律がそれぞれの独立性を保ちながら同時に響く音楽用語で、日本語では「多声性」と訳されます。 読む
- マクガフィン ## マクガフィン マクガフィンとは、登場人物が手に入れようとしたり、守ろうとしたり、奪い合ったりすることで、物語を動かす目的物や目標です。秘密の書類、失われた宝、重要人物、目的地、誰にも知られてはいけない情報などがマクガフィンになり得ます 読む
- ミザナビーム(紋中紋) ## ミザナビーム(紋中紋) ミザナビーム(mise en abyme、紋中紋)とは、作品の内側に、その作品全体と似た構造、主題、創作行為などを小さな形で置く表現です。作中の劇が本編と同じ対立を演じる、主人公と似た選択をする人物の昔話が挿入 読む
- ミメーシス(模倣)とは ## ミメーシス(模倣)とは ミメーシス(mimesis)とは、人物や行為などを作品の中でどう表すかに関わる概念です。「模倣」は訳語の一つですが、既存作品の文章を写すことだけを意味しません。文脈によって「表象」などの訳し方もあり、何を対象に 読む
- メタフィクション ## メタフィクション メタフィクションとは、作品が自分自身を作られたフィクションとして意識させ、物語の書かれ方や語り手の権威、虚構と現実の関係を題材にする表現です。作中の原稿、脚注、章番号、複数の版、作者や編集者の介入など、さまざまな方法 読む
- メタレプシス ## メタレプシス メタレプシスとは、語る側と語られる世界、または物語の中に入れ子になった複数の世界の境界を、語り手や登場人物などが越える表現です。たとえば、小説家が自作の人物と会話する、作中小説の人物がそれを読んでいた人物の部屋へ現れる、 読む
- モチーフ ## モチーフ 小説は、作者の創造力を表現するための重要な手段であり、モチーフはその中心的な役割を果たします。モチーフとは、特定のテーマやアイデアを象徴する要素であり、作品全体にわたって繰り返されることが特徴です。特にWeb小説においては、 読む
- モデル小説(ロマン・ア・クレ) ## モデル小説(ロマン・ア・クレ) モデル小説(ロマン・ア・クレ)は、作中の人物・場所・事件が現実と対応し、それを解く「鍵」が読まれ方に関わる小説です。実在人物から着想した全作品や、名前だけを変えた実話と同義ではありません。本記事では ` 読む
- ユーカタストロフィ ## ユーカタストロフィ [Tolkien Estateの解説](https://www.tolkienestate.com/scholarship/verlyn-flieger-on-fairy-stories/)によると、J・R・R・ト 読む
- ライティング ## ライティング ウェブ小説は、現代のクリエイティブな表現の一形態として急速に成長しています。多くの作家が自らの物語を発表し、読者との新しいつながりを築くこのプラットフォームは、独自のライティングスタイルやストーリーテリング技術を必要とし 読む
- リズム ## リズム Web小説は、数多くの作家と読者が集まる独特な文化を形成しています。この文化の中で、作品の魅力を引き立てる要素として「リズム」が非常に重要な役割を果たしています。本記事では、リズムの概念を深く掘り下げ、作家が作品を通じてどのよ 読む
- レイトモティーフ(反復モチーフ) ## レイトモティーフ(反復モチーフ) レイトモティーフとは、短い旋律、言葉、色、物、仕草などを特定の人物・感情・観念と結びつけ、作品の中で繰り返す表現です。小説では、同じ要素を再登場させるたびに文脈や人物の反応を変えると、説明を重ねずに関 読む
- レッドヘリング ## レッドヘリング レッドヘリングとは、読者や登場人物の注意を真相からそらし、もっともらしい別の答えへ向かわせる手がかりや情報です。推理小説では無実の人物を容疑者らしく見せる証言、冒険小説では本当の目的地とは違う場所を重要に見せる地図など 読む
- 意識の流れ ## 意識の流れ 意識の流れとは、人物の頭に浮かぶ知覚、記憶、感情、連想を、整理された説明へ直しすぎずにたどる表現方法です。目の前の出来事から過去の記憶へ移り、音や匂いをきっかけに別の考えが差し込むなど、意識が動く過程そのものを文章にします 読む
- 異化(デファミリアライゼーション) ## 異化(デファミリアライゼーション) 異化とは、見慣れた物、行為、言葉、制度などを、あえて未知のもののように描き、読者の慣れた見方を揺さぶる表現です。対象を分かりにくくすること自体が目的ではありません。普段なら名前だけで処理してしまう対 読む
- 解決 ## 解決 ### 1. Web小説の基本用語 #### 1.1 小説ジャンルの多様性 Web小説には多種多様なジャンルが存在します。これは、著者や読者が多様な嗜好やテーマを持っているからです。以下に代表的なジャンルを紹介します。 - ** 読む
- 感覚描写 ## 感覚描写 ### 1. 感覚描写とは 感覚描写とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感を通じて、読者に情景や登場人物の感情を伝える技術です。小説において、この描写は物語の深みを増し、読者が物語の中に引き込まれる手助けをします。特にWe 読む
- 感情移入的誤謬 ## 感情移入的誤謬 感情移入的誤謬(pathetic fallacy)とは、観察者や視点人物の感情が、自然そのものの性質や振る舞いであるかのように知覚・表現される関係です。悲しむ人物が雨を「泣いている」と感じる場面は、その典型になり得ます 読む
- 換喩(メトニミー) ## 換喩(メトニミー) 換喩とは、ある対象を、それと現実または作品内で関係の近い別の語によって指す比喩です。英語では `metonymy` と表記します。「似ている」ものを重ねる暗喩に対し、換喩は場所と組織、道具と使用者、容器と内容のよう 読む
- 間テクスト性(インターテクスチュアリティ) ## 間テクスト性(インターテクスチュアリティ) 間テクスト性とは、あるテクストの意味が、その作品だけで完結せず、先行する作品、既存の言葉や言説、ジャンルの約束との関係から生まれることを捉える考え方です。英語では intertextuali 読む
- 劇的アイロニー ## 劇的アイロニー 劇的アイロニーとは、登場人物が知らない重要な事実を読者が知っているために、人物の言葉や行動が本人の意図とは異なる意味を持って見える表現です。読者は真相を知りながら、人物が誤解したまま選択する様子を見守ります。 たとえば 読む
- 結末 ## 結末 小説の世界において、物語の結末は非常に重要な要素です。結末は、読者に強い印象を残し、作品全体の評価にも大きく影響を与えます。特にweb小説のようなデジタルプラットフォームでは、作品の人気や評価が即座に反映されるため、結末の質が一 読む
- 語りの声(narrative voice) ## 語りの声(narrative voice) この記事では、小説の語りの声(narrative voice)を、地の文の言葉から「どんな存在が、どんな態度で、誰へ語っているように聞こえるか」を組み立てる特徴と定義します。これは編集部独自 読む
- 語りの頻度 ## 語りの頻度 語りの頻度とは、物語世界で出来事が何度起き、本文が何度語るかという回数の関係です。英語では `narrative frequency` です。投稿頻度や単語・構文・モチーフの出現回数ではありません。 基本は、単起的(sin 読む
- 構成 ## 構成 小説を書く際に最も重要なのは、物語の「構成」です。構成とは、物語の骨組みや流れを設計する作業であり、読者を物語の世界に引き込むための重要な要素です。本記事では、ウェブ小説向けの構成に関する用語や概念を詳しく解説します。構成は物語 読む
- 高潮 ## 高潮 ### 第1章: 高潮とは何か 高潮(こうちょう)は、小説の中で物語の盛り上がりや緊張感が最高潮に達する瞬間を指します。この瞬間は、物語のクライマックスとも呼ばれ、キャラクターの成長や葛藤が一つの大きな山場に集約される重要な部分 読む
- 視覚的なストーリー ## 視覚的なストーリー 視覚的なストーリーは、小説や物語を構築する際に重要な要素となります。特にウェブ小説の分野では、読者の関心を惹き、物語に没入させるための技術が求められています。この用語集では、視覚的なストーリーを構成する要素や技術、 読む
- 視覚的比喩 ## 視覚的比喩 視覚的比喩は、小説を書く際に非常に重要な技術の一つです。特にウェブ小説のような短い形式では、言葉を使って読者の心に強い印象を与えることが求められます。本記事では視覚的比喩の定義、効果、具体的な使用例、そしてそれを活用するた 読む
- 視覚描写 ## 視覚描写 視覚描写は小説において重要な要素であり、読者が物語の中に入り込み、キャラクターや設定を具体的にイメージする手助けをします。この用語集では、視覚描写の基本概念、技術、効果について詳しく解説します。視覚描写をマスターすることで、 読む
- 視点 ## 視点 小説における「視点」は、物語の語り手がどのキャラクターの視点から物語を進めるかという重要な要素です。視点の選択は、読者の物語への没入度や感情移入の深さに大きな影響を与えます。本記事では、視点に関する基本的な概念を探り、さまざまな 読む
- 自由間接話法 ## 自由間接話法 自由間接話法とは、三人称の地の文を保ちながら、特定の登場人物の言葉遣い、判断、感情を語りの中へ溶け込ませる表現方法です。引用符で思考を示したり、「彼女は〜と思った」と説明したりせず、語り手の文と人物の心の声が重なるように 読む
- 書簡体小説(エピストラリー・ノベル) ## 書簡体小説(エピストラリー・ノベル) [コトバンク掲載の辞典項目](https://kotobank.jp/word/%E6%9B%B8%E7%B0%A1%E4%BD%93%E5%B0%8F%E8%AA%AC-80061/)は、書簡体 読む
- 叙述トリック ## 叙述トリック 叙述トリックとは、語り方や情報の示し方を工夫し、読者に人物、時間、場所、出来事などを実際とは異なる形で受け取らせる仕掛けです。文章に書かれた事実そのものを後から否定するのではなく、主語の省略、呼び名、描写の範囲、場面のつ 読む
- 叙述速度(物語の速度) ## 叙述速度(物語の速度) 叙述速度とは、作中で経過する時間と、その区間へ割く本文の長さとの関係です(参考資料1・2)。一日の移動を一文で終えれば速く、数秒の選択へ数段落を使えば遅くなります。出来事の激しさや短文の読みやすさを示す言葉では 読む
- 小説 ## 小説 ウェブ小説という新しいジャンルは、近年急速に成長しています。多くの作家が自らの作品をオンラインで発表し、多様な読者とつながることができるようになりました。この用語集記事では、ウェブ小説に関連するさまざまな用語や概念を詳しく解説し 読む
- 小説のアンタゴニスト(敵対者)とは?悪役との違いと対立の作り方 ## 小説のアンタゴニスト(敵対者)とは? 小説・物語のアンタゴニスト(antagonist)とは、主人公の中心目標へ継続して対抗し、選択と結果を生む敵対者・敵役です。悪人、ライバル、最終ボスである必要はありません。善良でも主人公を止め続け 読む
- 焦点化 ## 焦点化 焦点化とは、物語の情報を「誰の知覚・知識・判断を通して見せるか」を設計する考え方です。同じ出来事でも、何が見え、何が分からず、何に意味を感じるかは人物によって変わります。焦点化は、その情報のフィルターを意識して文章を組み立てる 読む
- 章 ## 章 Web小説の世界は、多様性と創造性にあふれた場所です。執筆者はもちろん、読者にとっても新しい体験を提供する場となっています。本記事では、Web小説に特有の用語や概念について詳しく解説し、これからの執筆や読書に役立つ情報を提供します 読む
- 衝突 ## 衝突 ### 1. 衝突の概念と役割 小説における「衝突」は、物語の進行において非常に重要な要素です。衝突はキャラクター同士の対立、内部の葛藤、または異なる価値観の衝突を通じて、物語に緊張感や深みを与えます。特にウェブ小説では、読者の 読む
- 信頼できない語り手 ## 信頼できない語り手 信頼できない語り手とは、語っている内容をそのまま物語上の事実とは見なせない語り手です。意図的な虚偽だけでなく、思い込み、知識不足、記憶違い、自己正当化などによって、語りと事実の間にずれが生まれます。読者はそのずれを 読む
- 世界観 ## 世界観 ### 1. 世界観の重要性 小説の世界観とは、物語が展開される舞台や環境、キャラクターの行動や成長に影響を与える要素の集合体を指します。特にweb小説においては、読者が物語に没入するための重要な要素となります。世界観が魅力的 読む
- 設定 ## 設定 小説を書く際の「設定」は、物語の基盤となる重要な要素です。設定がしっかりしていることで、キャラクターの行動や物語の進行が自然なものになり、読者を引き込む力が高まります。本記事では、設定の重要性や種類、具体的な作成方法について詳し 読む
- 前景化(フォアグラウンディング) ## 前景化(フォアグラウンディング) 前景化とは、文章の一部が周囲の言葉や構造に対して際立つ現象です。英語では foregrounding と表記します。重要な情報を書くことや文字を太くすることではなく、作品内の「普通」を背景に、語彙、語 読む
- 素材 ## 素材 Web小説は、近年ますます人気を博しているジャンルであり、さまざまなスタイルやテーマが存在しています。ただし、成功する作品を生み出すためには、しっかりとした基礎知識が必要です。本記事では、Web小説に関連する重要な用語を解説し、 読む
- 対照人物(フォイル) ## 対照人物(フォイル) 対照人物(フォイル、foil character)とは、別の人物との違いを通して、その人物の性質、価値観、選択や変化を見えやすくする人物です。[Oregon State University](https://l 読む
- 対比 ## 対比 対比は、小説における重要な技法の一つです。物語の中で異なる要素を対照的に描くことによって、キャラクターの成長やテーマの深化を促進します。この用語集では、対比の概念、用途、具体的な例を通じて、その魅力と効果を探求していきます。 # 読む
- 対話 ## 対話 ### セクション 1: Web小説とは何か Web小説は、インターネット上で公開される小説の一形式です。従来の書籍に比べて、より多くの作家が気軽に作品を発表できる環境を提供しています。これにより、従来の出版業界における厳しい選 読む
- 段落 ## 段落 Web小説は、インターネットを通じて多くの読者にアクセスできる新しい形態の文学です。近年、その人気は急速に高まっており、多くの作家が自らの作品をオンラインで発表しています。これに伴い、特有の用語や概念も生まれています。本記事では 読む
- 登場人物 ## 登場人物 小説の世界において、登場人物は物語の核となる存在です。彼らの行動、感情、成長が物語を構成し、読者を惹きつける重要な要素です。この用語集では、登場人物に関する基本的な用語や概念を解説し、キャラクター作りの参考にしていただける情 読む
- 内包作者(暗黙の作者) ## 内包作者(暗黙の作者) 内包作者とは、作品の[文体](/glossary/style)、[構成](/glossary/structure)、情報の選び方、人物への距離、結末などから読者が推測する「この作品を組み立てた作者像」です。「暗 読む
- 内面描写 ## 内面描写 内面描写は、キャラクターの心情や思考を読者に伝えるための重要な手法です。物語の進行において、キャラクターの内面的な葛藤や感情の変化を描写することで、物語の深みやリアリティを増すことができます。この用語集では、内面描写の重要性 読む
- 氷山理論 ## 氷山理論 氷山理論とは、作者が人物の過去や出来事の因果を把握したうえで、そのすべてを説明せず、本文には物、台詞、行動、選択、結果などの痕跡を残す考え方です。水面上に見える細部が、水面下の事実に支えられている状態を目指します。 これは「 読む
- 描写 ## 描写 描写は、小説や物語において重要な要素の一つです。登場人物や場所、感情、出来事を具体的に示すことで、読者が物語に引き込まれる手助けをします。本記事では、描写の重要性や技術、具体的な手法について詳しく解説していきます。 ### 1. 読む
- 伏線 ## 伏線 伏線とは、物語において後の展開や結末を暗示するために用意された要素や情報のことを指します。読者が後に理解することになる重要なヒントをさりげなく配置することで、物語全体の深みや緊張感を増す役割を果たします。特にウェブ小説では、伏線 読む
- 物語のフック(小説のつかみ) ## 物語のフック(小説のつかみ) 物語のフック(narrative hook/小説のつかみ)とは、冒頭の手掛かりへ注意を向け、その先を読む理由につなげる機能です。奇抜な第一文ではなく、「何を追うか」「なぜ主人公に重要か」「どんな答えが返る 読む
- 物語の距離 ## 物語の距離 物語の距離とは、読者が登場人物の体験や感情をどれほど近く、または離れて受け取るかを表す考え方です。人物の呼吸や考えをその場で共有するように書けば距離は近くなり、出来事を要約して外側から眺めるように書けば距離は遠くなります。 読む
- 物語の受け手(narratee) ## 物語の受け手(narratee) 物語の受け手とは、語り手が物語を向ける受信先です。英語では narratee と表記し、「語りの受け手」「架空の受信人」「ナラティー」などの表記もあります。唯一の標準訳があるとは断定せず、この記事では 読む
- 物語の省略(エリプシス) ## 物語の省略(エリプシス) 物語の省略(エリプシス)とは、作中では時間が経過し、何らかの出来事が起きているものの、その区間を本文では語らずに飛ばす時間表現です。「三年後」「冬が終わるころ」といった言葉で空白を示す場合もあれば、章を切り替 読む
- 文体 ## 文体 ### 1. 文体とは何か 文体は、作家が作品において表現する独自のスタイルや技術を指します。これは、語彙の選択、文の構造、リズム、視点、キャラクターの描写、さらにはテーマの扱い方にまで影響を及ぼします。文体は、作家の個性を表現 読む
- 枠物語(フレームストーリー) ## 枠物語(フレームストーリー) 枠物語(フレームストーリー)とは、ある物語の中で、登場人物が別の物語を語ったり、手紙や記録に残された出来事が再現されたりする構成です。基準となる語りの層が「誰が、いつ、どんな状況で語るのか」という枠を作り 読む
一致する用語はありません。