Handy
ブログへ戻る
Wordの原稿用紙設定と提出前チェックを整理したイメージ

ワード原稿用紙設定の手順|マス目・文字数を確認して印刷する方法

Handy編集部
目次

Wordで原稿用紙の形式に整えるなら、提出先の指定を先に確認し、原稿用紙設定を適用したあとに短いテスト本文で崩れを確認します。画面にマス目が表示されただけで終わりにせず、印刷プレビューとPDFでも改ページや空白ページを確認して提出用データにします。

なお、20×20はよく使われる例の一つですが、すべての提出先に共通する必須条件ではありません。学校・公募・提出先から指定された文字数、行数、向き、用紙サイズ、提出形式を優先してください。

Wordで原稿用紙設定をする前に確認すること

先に提出条件を記入しておくと、設定後に作り直す範囲を抑えられます。原稿用紙のマス目を表示することと、原稿用紙換算の文字数を数えることは別の作業です。

次の項目を、募集要項や提出案内から埋めます。

確認項目記入する内容
マス数例:20×20。指定がなければ空欄のまま判断しない
文字方向縦書き/横書き
用紙サイズA4など、指定されたサイズ
余白・綴じ代指定値。袋とじの指定があるか
ページ番号位置、表紙を含むか
提出形式印刷、PDF、Wordファイルなど
ファイル名指定の有無と命名規則

「400字詰め」といった換算が必要でも、画面上にマス目を表示する必要があるとは限りません。逆に、マス目の見た目が必要でも、指定の文字数・行数と一致しているかを別に確認する必要があります。

Wordで原稿用紙のマス目と文字数を設定する手順

設定画面は、一般的なWordの例では[レイアウト]タブから[原稿用紙設定]を開きます。Word 2019・2016・Microsoft 365の例で確認できる導線ですが、利用中の版や環境で表示名が異なる場合は、画面上の項目を確認してください。[原稿用紙設定]では、スタイルや文字数×行数などを選択できます。Wordで原稿用紙の設定で画面例を確認できます。

  1. 既存の本文を別名でコピーします。設定を戻したいときに、元の文書を残しておくためです。
  2. コピーした文書を開き、[レイアウト]タブを選びます。
  3. [原稿用紙設定]を開き、提出先の指定に合うスタイルと文字数×行数を選びます。
  4. 用紙サイズ、印刷の向き、余白、袋とじ、ヘッダー・フッターなど、表示される項目を指定に合わせます。
  5. 20×20を使う場合も、これは一例として選びます。指定が20×10など別の形式なら、指定を優先します。
  6. 適用後、本文の先頭・中央・末尾を表示し、マス目、段落、ページ区切りを確認します。

設定を変更する文書にセクション区切りがあると、向きや適用範囲が想定と異なることがあります。[編集記号の表示]で区切りを確認し、どの範囲へ設定を適用するかを見直してください。Wordでは[レイアウト]からページの向きを変更でき、範囲やセクション単位で変更する場合は適用先とセクション区切りの確認が関係します。Microsoftの向き変更に関するサポートも参照してください。

原稿用紙設定後に確認する短いテスト本文

設定後は、本文の一部を使って1ページ分の挙動を確認します。次のように、地の文、セリフ、句読点、括弧、数字、英字、ルビ相当の表記を混ぜた短文を用意します。これは記事独自の確認用テンプレートです。

夜明け前、窓の外はまだ青かった。
「急ごう。列車が出る」彼女は鞄を閉じた。
メモ(第3章・ABC)を確認し、|星都《せいと》への道を開く。

確認する順番は次のとおりです。

  1. 1行に入る文字数を、マス目と本文で照合する。
  2. 1ページに入る行数を確認する。
  3. セリフの前後、段落の開始位置、空行の扱いを見る。
  4. 「、」「。」、括弧、数字、英字が意図した位置に収まるか確認する。
  5. ルビを使う場合は、実際のルビ設定または提出先が求める表記でテストする。ルビや記号が必ず一つのマスに収まるとは限らないため、画面と出力の両方で判断する。

テストでずれが見つかったら、全本文を直す前に、文書のコピー上で原因を特定します。改行や空行を増減すると後続ページも変わるため、変更内容をメモしてから本番文書へ反映します。

印刷・PDF化前のチェックリスト

提出用に完成と判断するのは、画面のマス目だけでなく、出力結果まで照合したあとです。

  • 用紙サイズと印刷の向きが提出条件と一致している
  • 余白、綴じ代、袋とじの指定を確認した
  • 文字数×行数と1ページの行数をテスト本文で確認した
  • ページ番号の位置と、表紙を含めるかを確認した
  • 先頭ページ、最終ページ、意図しない空白ページを確認した
  • セリフ、句読点、括弧、数字、英字、ルビの位置を確認した
  • 意図しない改ページや段落の分離がない
  • 印刷プレビューで全ページを確認した
  • PDFを開き、印刷プレビューとページ数・見た目を照合した
  • 指定されたファイル名と提出形式になっている

Wordの印刷設定とプレビューは、[ファイル]→[印刷]で同じ画面から確認できます。プレビューのページを切り替え、印刷前の仕上がりを確認してください。Microsoftの印刷と印刷プレビューの案内に沿って、設定値とページごとの見た目を確認できます。

PDFは、作成後のファイルを実際に開いて照合します。プレビューで正しく見えても、PDFのページ数、空白ページ、改ページ位置が提出条件に合うかを確認してからファイルを渡します。

うまく表示されないときの切り分け

表示崩れは、一度に多くの設定を変えず、次の順番で原因を絞ります。

  1. [編集記号の表示]をオンにし、セクション区切り、余分な改行、空の段落を探します。
  2. 段落の前後の間隔、行間、段落の分割設定を確認します。
  3. フォント、記号、数字、英字、ルビのある箇所だけを短いテスト本文で再確認します。
  4. 用紙サイズ、向き、余白、袋とじ、ヘッダー・フッターを見直します。
  5. 最後に、プリンターの用紙設定や拡大・縮小、PDF出力時の設定を確認します。

セクション区切りがある文書では、途中のページだけ向きや余白が変わることがあります。区切りの位置と適用範囲を確認してから設定を変更してください。Wordの版やOSによって画面が異なる可能性があるため、表示されない項目を推測で補わず、利用中の環境で確認できる設定だけを使います。

Handyを本文作成に使う場合の位置づけ

Handyは、Wordの原稿用紙設定を再現するツールではありません。原稿用紙のマス目、Wordファイルの入出力、印刷、PDF出力、完全互換はこの記事で確認できるHandyの機能として扱いません。

一方で、原稿用紙の見た目を最終調整する前の本文管理には、小説執筆向けの環境を使う方法があります。Handyでは、次のように本文と周辺情報を整理できます。

作業Handyで確認できる機能
本文を書く小説執筆向けのリッチテキストエディタ
セリフを見分けるセリフのハイライト
ルビを確認するルビの強調
設定を参照する資料の整理と@メンション
物語の流れを整理する章・シーン単位のプロット管理
思いつきと作業を残すメモ、タスク

つまり、Handyで本文・プロット・資料・メモ・タスクを整理し、提出先が求める形式への最終整形を別の手順で行う流れです。Handyの機能を確認したい場合は、小説執筆向けの本文エディタ機能一覧を確認してください。

Handyが向く人・向かない人

原稿用紙の見た目を作る前に、本文と設定を小説向けの環境で整理したい人には、Handyを試す余地があります。セリフ・ルビ・資料を確認しながら書き、プロットやタスクも同じ作品で管理したい個人作者が対象です。

反対に、次の条件が最優先なら、Wordなど提出先が指定する形式に対応した環境を中心に検討します。

  • Word固有のテンプレートや原稿用紙のマス目を、そのまま再現する必要がある
  • 印刷・PDF作成までを一つの環境で完結したい
  • オフラインだけで執筆したい
  • 一般的なビジネス文書やチーム共同編集が主な用途である

HandyはWordの代替や提出形式の保証として選ぶものではなく、本文を書く体験と執筆前後の整理を補助する候補として位置づけてください。

まとめ

ワード原稿用紙設定は、次の4段階で進めると確認漏れを減らせます。

  1. 提出先のマス数、方向、用紙、余白、ページ番号、形式を確認する。
  2. 文書のコピーを作り、[レイアウト]の[原稿用紙設定]で指定を反映する。
  3. 地の文・セリフ・記号・数字・英字・ルビを含む短文で、文字数・行数・改ページを確認する。
  4. 印刷プレビューとPDFを照合し、空白ページやページ番号まで確認する。

まずは提出条件のチェック表を埋め、コピーした文書の先頭ページでテスト本文を試してください。本文や設定の整理を先に行いたい場合は、Handyの機能を確認し、最終提出形式の整形とは役割を分けて使います。

参考資料

記事を読んだあとは、Handyで作品づくりを進めましょう。

Handyは、プロット、メモ、タスク、リッチテキストエディタをまとめて扱える小説執筆ツールです。物語の設計から本文の執筆まで、創作に必要な情報をひとつの場所で整理できます。

著者

Handy編集部

Handy編集部は、Web小説を書く人のための小説執筆ツール「Handy」を運営する公式チームです。プロット管理、メモ、タスク管理、リッチテキストエディタなど、創作に必要な執筆環境づくりの知見をもとに、小説執筆・創作活動に役立つ情報を発信しています。物語の設計から本文執筆、推敲、エクスポートまで、実際の執筆ワークフローに沿った実践的なノウハウをわかりやすく解説します。

プロフィールを見る

関連記事